哀鬱戦記
物語
ローゼンブルク王国。
かつてこの地は、魔王の脅威に怯えていた。
遥か昔、皆が魔王に怯えていた頃。
多くの若者が魔王を倒すべく戦いを挑み、
そして敗れていった。
皮肉にも、若くして死した若者の絶望感が、
魔王の力を増大させていった。
魔王は名実共に絶望を糧とする存在だった。
そんな中、ある若者が魔王に戦いを挑んだ。
どうせ今回もやられるに決まっている。
皆はそんな調子で大して期待されなかった。
だが、若者はそんな逆境にも耐え、遂に魔王を倒した。
彼は王から勇者の称号を得たという。
それから数百年後。
この国は、復活した魔王の脅威に包まれていた。
ある日、王様に呼び出された主人公。
勇者の子孫にして槍術の使い手である彼に言い渡された、魔王征伐の勅令。
かくして、魔王征伐の旅をすることになったのだが……。
これは、主人公と3人の仲間が魔王を倒す物語である。
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